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【田舎暮らし】岐阜県恵那市笠置町  移住定住委員会 委員長 小池正則さんインタビュー

更新日:2021年10月17日

今回は、笠置町移住定住委員会の委員長 小池正則さんにどんな思いで移住定住委員会を立ち上げられたのか、どんな活動をしているのか伺いました。



Q:小池さんの学生時代や、20代頃の笠置はどんな様子でしたか?
A:同級生は72人、お店は10軒、とても賑やかだった。

私は生まれも育ちも笠置町毛呂窪です。22~23歳で家業を継ぎました。


中学生時は同級生が72人、雑貨屋や居酒屋など、お店が笠置に10店舗以上あり、今と比べるととても賑やかでした。


その頃は笠置の中で一杯飲んだり買い物をすることができ、町が機能しているという感じでしたね。私は自営で建設業をしていましたので、青年団活動にも積極的に参加し、消防団にも入っていました。


       当時の様子




Q:移住定住委員会を立ち上げるまでの経緯を教えてください。
A:きっかけは「笠置がやがや会議」で笠置町のこれからをみんなで考えたこと

まず、平成28年頃に観光協会の笠置支部長を務めている中で、笠置のお店がどんどん無くなってきてしまっているのに危機感を覚えました。商店や居酒屋が、1店舗も残らず無くなってしまい、以前の賑やかさが無くなってしまったなととても悲しくなったのです。


また、気付けば自分の同級生も、地元に残っている人は10数名。息子世代はどんどん町外へ出ていってしまっている。なぜみんな笠置町を出ていってしまうのか?という問題にぶち当たりました。


そこで、笠置町まちづくり委員会の取り組みとして、笠置をどう思っているか、住みやすいかなどのアンケートを取りました。しかし、その取り組みはアンケートを取ってひとまず終わりで、そこからどうしていくかという具体的な活動にまで至らなかったのです。


その後、コミセンで主事さんと話しているときに、「まず、がやがやと会議でもしてみましょうよ!」となり、「笠置がやがや会議」というざっくばらんに笠置の今やこれからを語り合う場を持ちました。それがきっかけで、移住定住委員会の前身である「笠置をよくする会」という、有志15、6名の団体が立ち上がりました。


高野先生の講演で人口減少グラフを見て、目が覚める思いだった。

私自身、それまで「なんとかしなくては」とは思っていたものの、では実際にどうやって動くかということまでは考えていなかったと思います。そんな中、名古屋大学教授の高野先生の講演会を笠置で行うことができました。


先生の講演で、このまま笠置の人口が減り続けていったらどうなるかという、人口推移のグラフによると、現在1200人の笠置の人口は40年後には400人以下にまで減ってしまっている。驚愕でした。人口がそこまで減るとなると、学校もなくなってしまうし、町として存続できない。


しかし、絶望というわけではなく、どうしたらいいかということも伝えてくださり、笠置町であれば、移住してくる家族が年間3世帯あれば、小学生人口が維持でき、町が存続するという計算でした。


そこで、移住者を呼び込む目的と、空き家が増えて困っているとい2点を解決するために、移住定住委員会を立ち上げようということになったのです。


「このまま笠置町が消滅してもいいんか!」


          【移住者がおらずこのまま推移した場合】


         【毎年三世帯が笠置町へ移住した場合】




昔の移住者のイメージとは違う、現代の移住希望者

バブル期に別荘ブームがあった当時は、すごい勢いで別荘が建ち並び、一斉に移住者というか別荘利用者が笠置に入ってくるという不思議な状況でした。


都会の喧騒から逃れてくるので人つきあいをしたくない人も多かったですし、自治会にも参加せず、住民と溶け込まない雰囲気でした。そうでない方もいらっしゃいましたが…。それで、私自身は、移住希望者に良いイメージは正直なかったのです。


でも、最近の移住者は、自治会に入って共同作業を楽しんでやる人が多かったり、人つきあいを楽しんでいるということでしたので、以前とは少し傾向が違うなと思いました。


実際に移住希望者に笠置を案内したときには、いつも話をさせてもらっていますが、自治会活動にも積極的な方が多い。話をしてみれば分かり合うこともたくさんあって、移住希望者の方とお話をするのは楽しいですよ。


笠置にもう一度こどもの声があふれる希望をとりもどしたい

移住定住委員会が立ち上がってから委員会が関わった中で、5組の方が笠置に移住されています。まだまだ人口が増える!という手ごたえまでは行っていませんが、笠置にぜひ住みたい!という声が非常に多く、反響を感じています。


ぜひ、移住者やUターン者をもっと増やして、こどもの声があふれ、お店もあってみんながコミュニティ内で楽しめる賑やかな笠置町という未来を実現したいなと思います。そのためには、空き家を探したり、移住者への支援(アフターフォローなど)をする活動が必要になります。


Q:空き家はどうやって探すのですか?
A:自治会の協力、口コミで探しています。地元の人のつながりがとても重要

空き家探しというのは移住定住委員会のメインの活動であり、大変な部分です。しかし、いまの移住定住委員会では空き家を探すための人脈がある地元のメンバーがまだまだ少なく、2歩3歩先へ進むには力が足りないなと感じています。


地元の方で「手伝ってもいいよ~」という方には、ぜひ、気軽に参加していただきたいなと思います。移住定住委員会は、「手伝いたいな」という意志を尊重したいので、強制は一切しません。毎回会議に参加しなければいけないこともありません。お気軽にお声がけください。


Q:移住定住委員会の活動に参加するにはどうしたらいいですか?
A:まずは月1回の会議に参加してみてはいかがでしょうか?

移住定住委員会は月1回の定例会を行っています。

「手伝ってもいいよ~」という方は、笠置振興事務所に電話をしてください。そこでご案内ができます。


移住定住委員会に参加することで、新しいつながりも増えて、参加者の生活も豊かになると思います。笠置のわくわくする未来へ、ぜひみんなで進んでいきましょう。



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