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【恵那市笠置町移住者インタビュー】高橋さん【名古屋から岐阜へ 田舎暮らし】

更新日:2021年10月19日

笠置恵那市に移住してきた方に『なぜ笠置町に移住してきたのか?どんな暮らしをしていらっしゃるのか?』等、委員会アドバイザーである高野先生(名古屋大学教授)と地域運営支援員の勝野がお話を伺いました。


毛呂窪区 森下自治会 高橋さん

【プロフィール】

2017年12月 名古屋市から移住

康幸さん:可児市出身 珠美さん:名古屋市出身



Q. 移住しようと思ったきっかけは?


康幸:結婚して名古屋でとりあえず賃貸で住んでいたのですが、子どもが生まれて、いずれ

は田舎にと考えていました。

12月の思いっきり寒い冬にデビューしました。会社は一宮で、自営業で電気部品の商社をやっています。


珠美:結婚してからヨガにはまって、インドまで行きました。山奥で1ヶ月半ヨガ修行、と

っても不便でなんにもないところだったんだけど、すごく満たされたんです。インドから主

人に「日本に帰ったら田舎で暮らしたい!」と電話しました




康幸:都会の生活にはあまり面白みを感じていなかったのでそれもいいなと思いました。一

方で仕事があるので、通勤の事を考え中央道沿いで物件を探しました。


珠美:各市の空き家バンクの物件を見て回りましたが、なかなか良い物件がなく、電話帳を

見て地元の不動産屋さんに片っ端から電話しました。電話で「川のせせらぎがあって、山と

田畑が見えて、近くに商業施設や主要道路がない所」という要望を伝えると、殆どの不動産

屋さんが相手にしてくれませんでした(笑)。


康幸:「変な客」としか思われなかったのかな(笑)。でも、その中で1社だけ、恵那の不動産

屋さんが、僕たちの価値観を理解してくれて探してくれたんです。


珠美:あーでもない、こーでもないという私達に、本当に親身に対応してくれて、この家にめぐり逢いました。私の思い描いていたとおりで、もう周りの景色に一目惚れしました。


康幸:この家を初めて見たのは、まだ前の持ち主の方が住んでおられる時でしたが、築100

年くらいなのに、とても綺麗でびっくりしました。建物は綺麗だし庭や家の周りには草が全

然生えていなかったんです。僕はこの家は草が生えない家だと思っていました。しかし住ん

でみたら見てのとおり、草がボーボーになりました。


珠美:あとで聞いたんですが、それまで住んでたおばあちゃんが朝4時くらいからこまめに草取りをされてたそうです(笑)。あの草のない状態をキープしていたのは本当に凄いと思います。


康幸:僕は、この家が少々立派過ぎて、こんな立派な家を僕なんかが引き継いで良いのだろ

うかと少し迷ったんです。でも、不動産屋さんが、若い家族がここに来てくれるのはありが

たいんだよ、と背中を押してくれて、購入を決めました。



Q. 地元の皆さんとの関係はどうですか?


康幸:地元の皆さんには、来た時からとても良くしてもらっています。


珠美:まだ引っ越してくる前に、隣の家の方がサマーカーニバルに誘ってくれたんです。参加したら、その方が近所の皆さんに私達のことを紹介してくれて、皆さんと交流ができたんです。


康幸:その時、自治会長さんが、自治会には無理して直ぐに入らんでもいいよ、ぼちぼちでいいよって言ってくれたんです。心遣いが本当にありがたかったです。自治会の行事内容を聞いたら、主に草刈り作業などの環境整備で、体力系の行事が多いようだったので、これは手伝わないといけないと思って直ぐに入会しました。


珠美:ご近所の方には野菜をいただいたり、子どもを遊んでもらったり、お世話になりっぱ

なしです。二人目の出産の時、つわりがひどかったのですが、つわりに良い食べ物やお惣菜を持ってきてくださったり、川魚が食べたいと言ったら、釣りたての鮎を持ってきてくれたり、上の子を遊びに連れて行ってくれたりと、皆さんに助けてもらって本当にありがたかっ

たです。


Q. 田んぼで米づくりをはじめたとか?


康幸:今年から田んぼをはじめました。


珠美:みなさんが気にしてくださって、よく声をかけてくれます。いつ田植えやるんや?とか、わからんことがあったら言ってこいよって。

康幸:わからない事だらけです。80代の大先輩が「農業は毎年1年生や」と言われるんですが、本当に1年生の自分はどうしたらよいのか(笑)。

ぶち当たる壁の全てにぶち当たりながらやってる感じで、楽しいです。農作業ができるのは土日しかないので、限られた時間でできるやり方を模索していきたいです。














Q. 暮らし始めてびっくりしたことはありますか?


康幸:一番は草ですね。草ってこんなに生えるんだと、びっくりしました。みなさん草刈りがすごいです。ここは、ゴルフ場より綺麗だと思いました。

頑張って草刈りして綺麗にしたと思ってたら、1週間も経たずにまた草が生えてきて、びっくりしました。

          

珠美:冬の寒さですね。

康幸:冬は薪ストーブ焚いてますが、家の中でもダウンジャケット着ています(笑)。


Q. ステキなおうちですね。


康幸:住む前に少しリフォームをしました。

名古屋の建築事務所にリフォームしてもらったんですが、建築士の方も僕も、この場所の景や歴史的な日本家屋を残したいという思いがあり、6ヶ月もかけてコンセプトを練りました。最終的に、家の外観を変えず、家の中を現代的にリフォームしました。少し珍しいリフォームとなり、翌年、2018年の東海住宅建築賞の大賞に選ばれました。


選考段階で、建築賞の審査員の方がたくさんバスに乗って来られ、家の審査をしていったんですが、家よりも周りの風景ばかり見ていて「綺麗な景色だなぁ」「いいところだな〜」「こんなところに住みたいなぁ」と風景の写真ばかりを撮っていたのが印象的でした。

建築賞の最終選考に残った他の家は、どれもすごく手が込んだおしゃれな家ばかりで、うちは外観を変えてないので、見た目がただの田舎の家で、まさか大賞になるとは思っていませんでした。受賞を聞いたときは驚きました。

                『家鹿母の家』





Q ここの暮らしには満足されていますか?


 康幸:大満足です。これ以上何もいらない感じです。


ドイツの取引先の人に、話のネタで僕の家や生活の様子(野良仕事、薪割りなど)をスマホで見せたら「若いのに良い暮らしをしてるな」「君はセレブか」と羨ましがられ驚きました。ドイツでは、自然豊かな郊外での暮らしの方が価値が高く、日本とは逆なんですね。建築賞受賞の話をしたら「よかったね、資産価値が上がったね」と言われ、え?日本では古い住宅は金融的評価ゼロですけど!と文化の違いを知りました。


珠美:私も大満足です。


都会で暮らしているお友達がここに来たがります。今、いろいろと自粛生活を強いられる中で、景色のいい自然の中で、私も子どももあまりストレスなくいられるのは、恵まれていると感じます。上の子は自粛期間中は、草むらで虫やカエルを獲ったり、庭の池で魚を獲って遊んでます(笑)。




            


今年の新米が楽しみですね。

インタビューに答えてくださり、ありがとうございました。  【笠置町移住定住委員会】


              お問い合わせ先 恵那市笠置振興事務所 (0573-27-3155)

                      笠置町移住定住委員会事務局 勝野 



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